【足関節捻挫のテスト法】

〈引き出し徴候〉
検査法: 仰臥位にて踵部を把持し、もう一方では下腿下部を把持する。脛骨を下から引き上げたり、脛骨を上から押し下げる動作を行う。 健側と比較して、押し下げた時に関節動揺があれば前距腓靭帯の断裂、引き上げた時に動揺性があれば後距腓靭帯の断裂を示唆する。

〈外側不安定性テスト〉
検査法: 仰臥位にて、足をつかみ他動的に内返しを行う。 動揺性がある場合は、前距腓靭帯と踵腓靭帯の両方、もしくはどちらか一方の断裂が疑われる。

〈内側不安定性テスト〉
検査法: 仰臥位にて、足をつかみ他動的に外返しを行う。 動揺性がある場合は、三角靭帯の断裂が疑われる。